エアコン掃除を怠るとどうなる?
夏に大活躍するエアコンですが、フィルターや内部の掃除をサボっていませんか?エアコンの汚れを放置すると、電気代の増加・冷暖房効率の低下・カビによる健康被害という3つのデメリットが生じます。
経済産業省の調べでは、フィルターが目詰まりしたエアコンは消費電力が約25%も増加するとされています。月の電気代が1,000〜2,000円余計にかかっている可能性があるのです。
この記事では、自分でできるエアコン掃除の方法と、プロに依頼すべきタイミング、日常のメンテナンス術を解説します。
自分でできるエアコン掃除【3つの部位別】
エアコン掃除は、以下の3つの部位に分けて行うと効率的です。特別な道具はほとんど必要なく、30分程度で完了します。
1. フィルター掃除(月1〜2回)
もっとも手軽で効果が高いのがフィルター掃除です。
- 前面パネルを開けてフィルターを取り外す
- 掃除機でホコリを吸い取る(表面側から)
- 汚れがひどい場合はぬるま湯と中性洗剤で水洗い
- 完全に乾かしてから本体に戻す(生乾きはカビの原因)
フィルター掃除だけで、冷房効率が5〜10%改善するケースも珍しくありません。
2. 吹き出し口・ルーバーの拭き掃除(月1回)
風が出てくる吹き出し口やルーバー(風向き板)には、ホコリやカビが付着しやすい箇所です。
- エアコンの電源をOFFにし、コンセントを抜く
- やわらかい布やキッチンペーパーを水で濡らして固く絞る
- ルーバーを手で開き、表面を丁寧に拭く
- 細かい部分は割り箸にキッチンペーパーを巻きつけて拭くと便利
3. 本体の外装拭き(月1回)
エアコン本体の上部や側面にもホコリが溜まります。特に上部は見えにくいため放置しがちですが、ここに溜まったホコリが吸気口から内部に入り込む原因になります。
乾いたマイクロファイバークロスでサッと拭くだけでOK。ハンディモップを近くに置いておけば、ついで掃除も簡単です。
プロのエアコンクリーニングを頼むべきタイミング
フィルターや外装は自分で掃除できますが、内部の熱交換器(フィン)やファンは分解が必要なため、プロに依頼するのが安全です。
こんなサインが出たら依頼のタイミング
- カビ臭い風が出る:内部にカビが繁殖している可能性大
- 冷暖房の効きが悪い:熱交換器にホコリが詰まっている
- 吹き出し口に黒い点がある:カビの胞子が目に見えるレベル
- 2年以上プロのクリーニングをしていない:定期メンテナンスとして
プロのクリーニング費用の目安
| エアコンの種類 | 費用目安 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 壁掛け型(通常) | 8,000〜12,000円 | 約1〜1.5時間 |
| 壁掛け型(お掃除機能付き) | 13,000〜20,000円 | 約2〜2.5時間 |
| 天井埋め込み型 | 20,000〜35,000円 | 約2〜3時間 |
繁忙期(6〜8月)は予約が取りにくく、料金も割高になる傾向があります。4〜5月の早めの時期に予約するのがおすすめです。
エアコンを長持ちさせる日常メンテナンス5つのコツ
掃除に加えて、日頃のちょっとした工夫でエアコンの寿命を延ばし、電気代も抑えられます。
1. 使い始めと使い終わりに「送風運転」をする
冷房を切った直後のエアコン内部は結露でびっしょり。この水分がカビの温床になります。使用後に30分〜1時間の送風運転をすることで、内部を乾燥させてカビの発生を防げます。
2. 室外機の周りをスッキリ保つ
室外機の周りに物を置いたり、雑草が生い茂っていると排熱効率が下がります。室外機の前面・側面には最低20cmのスペースを確保しましょう。
3. 冷房は「自動運転」が最も省エネ
弱風で回し続けるよりも、自動運転で一気に冷やしてから維持するほうが電気代は安くなります。こまめなON/OFFも逆効果です。
4. カーテンや断熱シートで室温上昇を防ぐ
窓からの直射日光が室温を上げ、エアコンの負荷を増やします。遮光カーテンや窓用断熱シートを活用すれば、設定温度を1〜2度上げても快適に過ごせます。
5. シーズンオフはカバーをかける
冬場にエアコンを使わない場合、室内機にカバーをかけておくとホコリの侵入を防げます。室外機用の防塵カバーも市販されているので、合わせて活用しましょう。
年間お手入れスケジュール
いつ何をすればいいか迷わないよう、年間のメンテナンススケジュールをまとめました。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 4〜5月 | プロのクリーニング依頼・フィルター掃除・試運転 |
| 6〜9月(使用中) | 月1〜2回のフィルター掃除・使用後の送風運転 |
| 10月 | シーズンオフ前の掃除・カバー装着 |
| 11〜3月 | 暖房使用時は月1回フィルター掃除 |
まとめ
エアコン掃除は面倒に思えますが、フィルター掃除だけなら10分程度で終わります。定期的にメンテナンスすることで、電気代の節約・健康被害の予防・エアコンの長寿命化と、良いことづくめです。
- フィルター掃除は月1〜2回。水洗い後は完全に乾かす
- 吹き出し口・ルーバーの拭き掃除も月1回
- カビ臭や効きの悪さを感じたらプロのクリーニングを依頼
- 使用後の送風運転でカビを予防
- 繁忙期前の4〜5月にクリーニングを予約するのがお得
夏本番を迎える前に、ぜひエアコンのお手入れを始めてみてください。


コメント